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三田・丹波篠山で女性専用グループホームを始めて1年

― 医療と福祉のあいだで感じたこと ―

グループホームのキッチンと生活の様子

ソルフェジオ三田本町駅前、ソルフェジオ丹波篠山を開設して、1年が経ちました。開設当初は、右も左も分からない状態でした。私は医療の世界に長く身を置いてきましたが、福祉の現場はまったく異なる世界であることに、正直驚かされることの連続でした。

医療と福祉の違いに戸惑った日々

例えば、肝臓に重い病気を抱えた女性が入居された時のことです。医師として私は「できる限り最善の医療を提供したい」と考えました。しかし福祉の現場では「そこまでしなくてもよい」という判断になることもあります。医療では「最善」を目指しますが、福祉では「生活の中でのバランス」が重視される。この違いに、最初は大きな戸惑いを感じました。

出産と、その後の支援

また、精神疾患をお持ちの女性が入居され、私は産婦人科医としてその方の出産に立ち会い、赤ちゃんを取り上げました。ここまでが医療の領域です。しかし、その後は福祉の関わりになります。現在は、毎月グループホームで赤ちゃんとの面会が行われています。その時間を楽しみにされているお母さんの姿を見ると、とても温かい気持ちになります。これが福祉の醍醐味なのだと感じています。

医療と福祉は本来つながっている

医療と福祉は、本来とても近い関係にあるはずです。しかし現場ではどこか「別のもの」として扱われていることが多いように感じます。タマル産婦人科では、女性を診る産婦人科医としての視点と、精神疾患や知的障害を持つ女性の生活を支える視点の両方を大切にしています。この2つが同時に支えられる場所は、兵庫県内でもまだ多くありません。少しでもその間に橋をかけることができたのではないかと感じています。

新しい体制へ

このたび新たに、サービス管理責任者として元支援学校の校長先生をお迎えしました。教育現場で長く経験を積まれた方であり、支援の幅がさらに広がることを期待しています。医療・福祉・教育がつながることで、より安定した生活支援が可能になると考えています。

三田と丹波篠山、それぞれの暮らし

ソルフェジオ三田本町駅前

三田本町駅徒歩1分という立地のため、生活の利便性が高く、外出の機会も多いのが特徴です。比較的軽度の方が多く、世話人と一緒に外出するなど、地域の中での生活を楽しんでおられます。

ソルフェジオ丹波篠山

「トカイナカ」とも言える環境で、静かで落ち着いた生活ができるのが特徴です。通院は電車や車での支援が必要になりますが、その分「一日ゆっくり過ごせる」という大きなメリットがあります。

女性専用グループホームとして

ソルフェジオは女性専用のグループホームとして運営しています。女性が安心して暮らせる場所、そして医療と生活の両面から支えられる場所は、まだ十分に整っているとは言えません。今後も、医療と福祉をつなぐ拠点として、地域の中で役割を果たしていきたいと考えています。

見学・体験入居について

現在、見学および体験入居(1泊〜)を受け付けています。三田・丹波篠山で女性専用グループホームをお探しの方は、お気軽にご相談ください。

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